知りたい!消化器内科について

働く前に消化器内科を知っておこう

消化器内科に勤める看護師の役割とは

消化器内科に勤める看護師の役割は4つある。1つ目は、消化器全般のケアである。消化器内科では、口腔から肛門まで、あらゆる消化器官の診療を行うため、それらすべてのケアが消化器内科に勤める看護師に与えられた大きな役割の1つとなっている。とにかく看る臓器の種類が多いため、それらのケアに対応できる知識をしっかりと身につけておく必要がある。

2つ目は、検査値データの読み取りである。消化器系臓器の治療を行う上で、検査値データの読み取りはとても重要な役割を果たしている。血液検査の数値だけでなく、CT画像や単純X線の読み取りスキルも求められるほか、大便の色で患者さんの体調を判断するスキルも必要である。

3つ目は、食事や飲水制限などの指導である。消化器疾患を持つ患者さんに対して、食事や飲水などの指導を行うのも、消化器内科に勤める看護師の役割である。栄養不良に陥っている患者さんに対しては、栄養管理を行うチームに働きかけを行い、連携とりながら栄養管理を行う必要があるのである。

4つ目は、点滴ラインやカテーテルの管理である。消化器内科に訪れる患者さんの中には、経管栄養や静脈点滴によって栄養補給を行う方もいる。そうした方にとっては、点滴ラインが生命線であるため、きちんと責任をもって管理することが求められるのである。
このように、消化器内科に勤める看護師には多くの役割がある。取り扱う臓器の種類が多いため、幅広い知識が求められるが、その分現場で身につけることができるスキルも多くなるので、やりがいのある仕事と言えるだろう。興味のある方は、まず『看護師のキャリアアップに最適!消化器内科とは?』をチェックすることから始めよう。